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[開発学習帳 第2回]ヴィジョンを共有しましょう

カテゴリ:開発学習帳

 

セカイラボがお届けする新企画「開発学習帳」の第2回目です。

この企画では、Webサービスやアプリ開発、オフショア開発の経験がない発注側の皆さんを対象に、セカイラボが今までの経験をもとに、知っておいていただきたいことや気をつけた方がいいことをお届け致します。

第2回目はこの企画のテーマでもある「ヴィジョンを共有しましょう」です。

お客様ってだれ?何のために作るの?

開発プロジェクトには様々な人が関与します。営業、プランナー、ディレクター、デザイナー、プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマー、テスターなどなど。この中でお客様との調整を行うのは主に営業やプロジェクトマネージャー、設計やデザインの際はディレクターやデザイナーが表に立つと思います。

しかし、開発が始まってもシステムエンジニアやプログラマーは表に立たず、プロジェクトマネージャーや開発リーダーがお客様とコミュニケーションします。一般的に、システムエンジニアやプログラマーに降りてくるのはプロジェクトマネージャーや開発リーダーからの指示だけです。システムエンジニアやプログラマーからすると、お客様との接点は無く、または非常に限られたもののみになります。

また、お客様と接点のあるメンバーはお客様の「企画書」や「プロダクトの目的」を理解しています。しかし、システムエンジニアやプログラマーへの指示は、指示書や仕様書など「何をどのように作るか」に偏っており、「何のために作るのか」が伝わっていないことがあります。

このような場合、システムエンジニアやプログラマーから見ると、お客様のことやプロダクトの目的を十分に理解できていない状態になります。

お客様やプロダクトを十分に理解していないと、どうなるか?

上記のように、お客様やプロダクトのことを十分に理解していない状態になると、「上司や仕様書の指示に対応する」ような消極的で受け身な開発チームになってしまいます。例えば、「イケテナイ仕様だけど、全体がわからないから伝えるのはやめておこう」「要件の矛盾を発見したけど、黙っておこう」「お客さんが大変そうだけど、誰だか詳しく知らないから自分には関係ない」といったことを思ってしまうかもしれません。

もし、絶対服従的な開発体制を組みたいのであれば構いませんが、大体の開発プロジェクトにとってこの状態は百害あって一利なしです。実際にプロダクトを作るシステムエンジニアやプログラマーたちがこの状態では、開発プロジェクトが順調(そう)に進んだとしても、良いプロダクトは生まれないでしょう。

顔を見せ、あなたの声で、ヴィジョンを共有しましょう

開発チームを積極的で能動的なチームにするための、最も簡単で即効性のある方法は「プロダクトのヴィジョンを共有する」ことです。それもテキストや伝聞ではなく、あなたの顔を開発チームに見せて、あなたの声と言葉でヴィジョンを共有しましょう。これをすることで、以下の3つの効果を期待できます。

1. チーム開発や仕様理解を積極的に行うようになる

「何のために」作るのか、このプロダクトによって「どんな世界を実現したいのか」を理解していると、仕様の細かいところの理解度が圧倒的に違います。開発チームのメンバーがヴィジョンやプロダクトに共感することで、仕様には書かれていない「コンテキスト」を理解できるようになります。

2. 仕様の不備を指摘、またはより良い仕様を提案しやすくなる

仕様の細かいところやコンテキストを理解することで、仕様の不備に気づいたり改善点を見つけたりすることができます。さらに、ヴィジョンやプロダクトに共感しており、お客様と一緒に最高のプロダクトを作りたいという思いになっているならば、仕様の不備や改善点を積極的に伝えてくれるようになります。

3. 追い込みや多少の無理なお願いを訊いてくれるかもしれない

開発プロジェクトの終盤になると、どうしてもスケジュールがキツくなってきて残業が増える可能性があります。また、終盤で仕様変更が発生するかもしれません。そうした場合で、ヴィジョンやプロダクトに共感しており、お客様の人柄を知っている開発チームであれば、多少の対応は快く引き受けてくれるはずです。

共有するときに大切なことは「熱意」

セカイラボではオフショア開発チームを紹介しているため、システムエンジニアやプログラマーには日本語が通じないことが多いです。なので、「英語や現地語でプレゼンしなければならないの?」と思われるかもしれません。

しかし、セカイラボではプロジェクトにBSEやコミュニケーターを配属できるため、事前にスライド資料の翻訳や、当日のプレゼンの通訳を行うことができます。そして、熱意は言葉が通じなくても伝わります。

共有の仕方も、最低でもSkypeなどを使ったビデオ会議システムでプレゼンすることが望ましいです。セカイラボのオススメは、プロジェクト開始時にオフショア開発チームのいる現地に行って、直接プレゼンをすることです。開発チームのメンバーの目の色が変わります。あなたの熱意に必ず応えてくれるはずです。

セカイラボでは、視察ツアーの提供も行っております。お気軽にご相談ください。

ー執筆者:岸泰弘(セカイラボ/ディレクター)

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