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最低限おさえておきたい見積もり依頼を出すときの項目

カテゴリ:その他

 

アプリやWebサービスの企画を進めていくにあたって、それを実際開発したら「どのくらいの費用感でできるのか?」知りたいタイミングが出てくると思います。開発会社に見積もりを取る際、どのような項目をどのように伝えればいいのでしょうか。6つの項目と記載例をまとめてご紹介します。また、記事の最後には簡単に見積もりを作ることができるテンプレートを無料配布しています!

開発の背景/目的と目標

「なぜアプリやサービスを作ろうとしているのか」というビジョンや開発の「目的」の共有はないがしろにされがちですが、初期の概算見積りの依頼段階であっても最も重要な要素の一つです。目的を開発会社に共有しておけば、目的に則した機能の提案やシステム構成の提案もできますが、共有がないと開発会社としては判断基準がないため提案できず、結果として伝えたモノ以上のアウトプットは出てこないでしょう。

記載例

・背景/目的
20代の若年層の顧客から弊社の認知度は高いものの、興味度合いが下がってきており実店舗への来店が減少傾向にあるため、店舗へ顧客を誘導することができるモバイルアプリを作りたい。
・目標
年内にDL数10万を達成し、アプリ(クーポン等)を利用して来店するユーザーを5,000人/月を達成したい。

対応OS/デバイス

例えばiPhoneとAndroidだと開発言語が違い、デバイスの解像度やボタン配置も違うため、プログラミングだけでなくデザインやUI設計も最適化して作る必要があります。そのため、実際に両方を開発するとなると単体で作る場合と比較して倍以上の費用がかかってしまう事もあります。もちろん、Webベースで作るなど開発手法にもよりますが。同様にOSのバージョンでも費用に違いが生じてきます。そのため、iPhoneなのか、iPadなのか、Androidなのか、ガラケー(フィーチャーフォン)なのか、PCブラウザなのか等を仮で決めて伝えておく必要があります。

基本的には目的やターゲットに則してOSや端末毎のシェアをWeb等で調査して(※下記参考サイト参照)決めていくのが良いでしょう。開発にかかるコストに見合うシェアがあるかどうかを適宜判断して取捨選択していく必要がありますので、最終的な選定は開発会社からの見積りを見てからの判断をするといいでしょう。

記載例

・対応OS/デバイス
-iOS7.1以降のiPhone5、iPhone5S、iPad4 etc
-IE10以降、Safari5以降 etc

スマートフォン/タブレット世代別所有率

モバイルOSシェア

iOSシェア

AndroidOSシェア

PCブラウザシェア

想定機能と優先順位

想定している機能を文字ベースでも伝えるだけで、開発会社側もイメージがしやすくなります。また、参考アプリやサービスがある場合は必ず併せて伝えましょう。

目的を共有した上であれば、機能に漏れや過剰があっても開発側で補填・提案をしてくれます。そうした提案をもらえる企業かどうかもパートナーを選定する際の一つの判断基準になります。とりわけ一般コンシューマー向けのアプリやWebサービスの機能や仕様をユーザーの動向も見ずに、最初から細部に渡って決めきることはほぼ不可能ですし、リスクも極めて高いです。リリース後の運用フェーズではもちろん、開発中でも変わっていくことがほとんどですので、一定の方向性を決めたら開発会社に相談をするのが吉です。

記載例

・高:Facebookで登録/ログインできる機能
・高:飲食店のクーポンを一覧できる機能
・高:現在地から飲食店のクーポンを検索できる機能
・高:飲食店のクーポン詳細を閲覧できる機能
・高:登録情報を編集できる機能
・高:規約/Q&A/問い合わせ等の静的ページ
・中:クーポンを編集、投稿し、管理することが出来る機能(CMS)
・中:登録ユーザーを検索/閲覧/編集/管理できる機能
・中:クーポンをブックマーク出来る機能
・下:ユーザーの性別/年代/地域別に最適化してクーポンを表示する機能
・下:クーポンを更新した際にPUSH通知を送る機能
・下:ブックマークしたお店の近くに来たらPUSH通知を送る機能

予算感

予算は書かない方が良いという意見も聞きますが、基本的には伝えた方が良いです。なぜなら予算感を伝えていれば、開発会社としては目的に即してその範囲内で出来る事、出来ない事、やるべきではない事を優先順位とも照らしあわせて提案することができるからです。大幅に予算超過した見積りが来て調整に時間をかけることも防げます。

予算が分からないから問い合わせをしているのに、と思う方もいるでしょうがざっくり考えている予算感の上限は自分の中であると思うので、あるなら共有してしまいましょう。とはいえ、単に予算に合わせただけの見積りや提案をしてくる企業は見極める必要があるので、見積りや提案内容に目的の達成ができるかどうかがしっかりと考慮されているかは必ずチェックしましょう。

記載例

初期開発:〜500万円(※サーバ代含む), 運用/保守:100万円/月

スケジュール

スケジュール次第では開発側の人数を増やして対応する必要があり、その人数が多くなればなるほどコミュニケーションコストは上がり効率性は下がるため、予算も必然的に上がります。開発自体の可否も含め、予算との兼ね合いで調整する必要も出てきますので、事業計画に基づいたリリーススケジュールを共有しましょう。

記載例

2014年 12月中旬 リリース予定

対応範囲

対応範囲が不明瞭だと、誰が何をやるかが分からないため、場合によっては見積りの金額も大きく変わってきます。後々トラブルになってしまう事も多いので、必ず対応してほしいことや、可能なら対応してほしいことを伝達して依頼範囲を明確にしましょう。

記載例

【必須対応項目】
デザイン, 基本設計, 詳細設計, 開発, サーバー構築, 運用
【可能なら対応してほしい項目】
企画, 社内向け研修, コンテンツ制作

業務システムとの違い

その他にも「成果物の規定はどうするか?」などの意見もあるかと思いますが、予算や自分達の開発・プロジェクト体制や運用体制に応じて開発会社から提案をもらうのが良いでしょう。社内の業務システムとは違い、一般コンシューマー向けのアプリやサービスは外部のユーザーの反応次第で日次や週次で仕様や運用方法が変わっていきます。社内システムと同様に初期に全てドキュメント化したものの、実際リリースしてみたら全く違う利用法、運用フロー、仕様になってしまい、無駄なモノになってしまうケースもあります。

まずは相談してみましょう

詳細なRFP(Request For Proposal/提案依頼書)があればより精度の高い見積りや提案が出てきますが、どのように進めて良いか分からない、開発の検討を進めていくに当たって費用感が知りたい等の場合は、まずは上記の項目をまとめて、開発会社に問い合わせや依頼をしてみて、目的に即して一緒に進めていくのも良いでしょう。スマホアプリやWebサービス市場はユーザー早期から専門的、技術的なアドバイスも受けられるので、企画の骨子を固めていくのもスムースに進めることができるはずです。

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