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ラボ型開発で海外の人材を活用し、エンジニア不足を乗り切る

カテゴリ:オフショア基本

 

この記事は、「海外IT人材を活用してエンジニア不足の時代を乗り切る」の続きです。

ラボ型開発のケーススタディ

あるAという企業が新規のスマホアプリサービスを立ち上げたいとします。しかし、社内にはエンジニアはいるものの新規開発からリリース後の運用まで含め、新規のサービスにしっかりリソースを割けるだけのエンジニアが不足している状況があるとしましょう。そんな時に、ラボ型開発は、効果を発揮します。

選択肢は2つ考えられます。1) もともとある自社のリソースを新規サービスにあて、ラボで新たに確保する人材を既存サービスの運用などにあてる。 2) ラボで新たに確保する人材を新規サービスにあてる。今回は2)のケースで考えましょう。ラボ契約でチームは5名のベトナム人エンジニアを確保する。これらエンジニアはお客様が求めるスキルセットにマッチした人材を、サービス提供側が提案し、面接を経てチームが決まります。それに加え、コミュニケーションを円滑にするためのコミュニケーターやBSE(ブリッジエンジニア)をアサインします。自社からは、PM兼ディレクター、そしてデザイナーをアサイン。

メンバー全員でキックオフ・ミーティングをしていざ開発スタートです。お客様自身で要件をまとめ、コミュニケーターをつうじて直接エンジニアに指示をしていく。感覚的にはほとんど自社社員を扱うのと同じです。もちろん慣れるまでにはそれなりに時間を要します。

PM自身が、ベトナムへ行って隣でプロジェクトを進めるのもあり、リモートでSkypeなどをつうじてコミュニケーションするのもあり、一定期間エンジニアに日本に来てもらうのもありです。

さて、第一フェーズの開発が完了し、やっとサービスをリリース。しかし、一般的なWebやアプリサービスは、リリースしてからが本番と言えるほど、そのあとの運用が肝です。ユーザーからのフィードバックをうけて常に改善や機能追加等をしていかなければいけません。もし、開発企業との契約が請負契約だった場合は、基本的に最初に定義した納品までしか対応はしてくれないので追加開発が発生する際には改めて見積もりをとって発注するという流れを再度踏むかたちになりますし、開発会社側の都合で、必ずしも同じ開発メンバーでが引き続き開発を行えるかどうかはわかりません。一方でラボ型開発(ラボ契約)ならば、自社社員さながらにチームの人材を引き続きコミットさせることが出来るので、非常に柔軟に、そして継続的に運用していくことが出来るのです。

 

ラボ型開発のメリットとデメリット

ここで、ラボ型開発のメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。

まずは、メリットから。

・長期で大幅なコストメリットがある

・短期でチームを編成することができる(リードタイムが短い)(⇔採用)

・海外市場への進出の足がかりとして

・自社社員のように柔軟な体制構築、管理が可能(⇔外注)

・一定期間固定メンバーで開発をするので、ノウハウが蓄積する(⇔外注)

 

そして、デメリット。

・単発で小さな案件の場合、コストメリットが出にくい

・稼働が無くても時間でコストが掛かる

・具体的な成果が出るまで時間をある程度要する

 

ラボ型開発での最大のメリットは、優秀なエンジニアスキルを持った人材を余計なコストを掛けずに自社社員のように開発にコミットさせることが出来るという点です。一方で、デメリットとしては、クライアントを含めた立ち上げメンバー内での仕事のやり方やペースを掴むまでに時間をある程度要するという点です。しかし、一度開発が軌道に乗ってしまえば、安定的に開発サイクルを回していけるので、中長期的な開発には非常にメリットの多い開発手法だと言えます。

 

エンジニア採用の在り方はひとつじゃない

これまで一般的に採用とは、『告知→面接&選考→入社→教育→戦力へ』というフローでした。しかし、エンジニアに関しては、外部リソースを活用することで、『契約→戦力へ』という図式が成り立ち、採用フローの短縮になるだけでなく、欲しい時に欲しいだけどんなスキルの人材でもすぐにチームを結成することが出来ます。

もちろん、日本国内で優秀な人材を採用して育てていくことも重要な採用方法の一つには変わりはありません。ですが、ラボ型開発のような手法を活用することで採用方法の幅が広がったと考えてみては如何でしょうか。そうすれば、より柔軟に状況に合わせた施策を打て、中長期的なサービスの発展に繋がっていくのではないでしょうか。

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