事例インタビュー

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ラボ型で開発チームを立上げ。半年で3つのアプリ開発と改修を。

カテゴリ:WEBサービス・アプリ開発事例
開発拠点:ダナン(ベトナム)
セカイラボ担当範囲:翻訳、詳細設計、開発、テスト、運用
モンスター・ラボ担当範囲:無し
導入企業名:株式会社リンクアンドコミュニケーション様
担当者名: 代表取締役社長__渡辺 敏成氏、 ディレクター__信清 宏市氏、ディレクター__生駒 里美氏
お客様担当範囲:要件定義、外部設計、デザイン、詳細設計、開発ディレクション

 

発注のきっかけは、開発サポートに日本人が入ってくれるという提案

——始めに、御社について教えていただけますでしょうか。

(渡辺氏)ヘルスケア領域において「専門家がもっと身近にいる世界」を作りたいと考えています。健康・予防領域はインターネット上に情報が蓄積されているものの、医療領域とは異なり、病院で診療を受けるような感覚で専門家に相談できる仕組みはまだ整っていません。また、健康という領域は対象が幅広い一方で、専門家の数は限られています。

こうした「専門家に相談出来る仕組みがない」や「専門家の数が限られている」という課題を解決するために、テクノロジーを活かした「専門家ネットワーク」や「情報プラットフォーム」を創り出そういうことが弊社の大きなミッションです。

——弊社が開発させていただいたサービス・プロダクトについて教えてください。

おかげさまで、合計3つのサービスを開発、リリースさせていただきました。

まず初めにお願いしたのが、最新の健康・医療のニュースを専門家が解説する健康情報サイト「HEALTH NUDGE」の機能追加と改修です。その次に開発したアプリは、日々の生活で得られたライフログを基に健康管理をサポートする「カロリーママ」というサービスです。今年4月のリリース以降も継続してメンテナンス、開発をしています。大手飲料メーカー氏とタイアップした飲食を通じた健康管理アプリが、一番直近にリリースしたサービスになります。

——セカイラボへの発注を決められたポイントを教えてください。

(生駒氏)今回はセカイラボを含む4社で比較・検討させていただきました。その中で御社にお任せした理由は、担当者の対応スピードが早かったから、そして、日本人がサポートに入る開発体制をご提案いただいたからです。

オフショア開発に対する不安が多少ありましたので、日本人が開発とコミュニケーションのサポートに入っていただけるというご提案は心強かったです。

スピード感を持ってサービスを成長させるためにも、ラボ型で開発していく必要があった

——プロジェクト型(請負型)ではなくラボ型開発を導入された理由を教えてください。

プロジェクト型開発ですと、仕様変更や機能追加の度に金額調整やスコープ調整を行う必要が出てきます。こうした調整を行うことによって開発スピードが落ちてしまうのではないかという懸念がありました。

自社サービスの場合、仕様変更や機能追加が発生しますし、サービスを成長させる上でスピード感を持った開発が重要です。ラボ型開発ですと、そうした変更や追加に柔軟に対応していただけますし、交渉や調整をせずにスピード感を持って開発できると考えました。

——ラボ型開発のご状況を教えてください。

(信清氏)2015年12月からベトナムで開発をしていまして、まずは自社サービスのカロリーママとHEALTH NUDGEを開発しました。今は自社サービスの開発と並行して、他社様とのタイアップ案件を開発しています。

当初は5人のエンジニアを確保していましたが、開発ボリュームも増えてきましたので、6月から30人体制で開発を進めています。

私はオフショアを活用することが今回初めてでしたので、色々試行錯誤しながら取り組みました。海外のエンジニアチームとリモートで仕事をすることには慣れましたが、6月から開発規模・体勢が急拡大しましたので、また、手探りをしながら開発マネジメントをしています。(笑)

——増員されて開発マネジメントもかなり大変だと思いますが、御社側の体制はいかがでしょうか。

(信清氏)ディレクターである私と生駒の2名体制でマネジメントをしています。体制が大きくなってきたこととベトナムへお渡しする設計書の粒度や精度を向上させるために、1名システムエンジニア(SE)を増員する予定です。

(渡辺氏)開発規模が大きくなるにつれて、コミュニケーターに掛かる負荷が大きくなると考えます。今回増員するSEの方には、ベトナム側へ渡す仕様書や設計書を作成してもらう予定です。多くの問題はコミュニケーションに起因します。コミュニケーションの補助的な意味で、弊社から精度の高いドキュメントをお渡しすることで、仕様伝達の抜け漏れや認識齟齬が起きるリスクを減らそうと考えました。

コミュニケーションの課題をクリアにすれば、ベトナム人エンジニアの強みを活かすことが出来る

——昨年から合計3つサービスを開発させていただきました。開発スピードや成果物の品質に対する印象を教えてください。

(信清氏)今年4月にスタートしたカロリーママに関しては、リリース予定よりも1ヶ月遅れました。理由は2つあって、仕様の認識に齟齬があったため開発したアプリが弊社の想定と異なっていたから、そして、バグ修正に時間がかかったからです。バグ修正に関しては、スピード感を持って対応していただいたのですが、デグレーションが何度か起ってしまいました。

この時に日本人の開発サポートの方と色々話をしまして、テスターやシニアエンジニアなどに追加で入っていただいて体制強化をしました。結果、開発スピードと精度を上げることが出来て、今年の4月に無事リリースしました。

——他に実践された取り組みや施策があれば教えてください。

(渡辺氏)何か問題や課題があると感じたタイミングで、ベトナム側の責任者であるホアンさんを交えて話し合いを持つようにしています。

——過去にオフショアを活用したエピソードがあれば教えてください。

(渡辺氏)3年前か4年前にサーバ環境をAWSに移管するプロジェクトをインドの開発会社に依頼しました。想定よりも時間がかかったものの、無事に移行を終えることが出来ました。

インド人エンジニアはスキルも高く、打ち合わせの時にはスケールを考慮したシステム設計を提案していただいたりして、とても良いなと感じました。プロジェクト進行中にコミュニケーションに課題を感じたものの、我々の考えを正確に伝えられることさえ出来れば、海外エンジニアの方の強みを活かしてプロジェクトを成功させられるというという手応えを感じました。

——弊社のベトナム拠点の印象を教えてください。

(渡辺氏)営業担当の方にベトナムへ行くように言われてましたので、2月初旬と5月の大型連休明けに渡越しました。その時に感じた魅力は、ベトナムの方は若くて、スピード感があって、一生懸命に取り組んでくれる点ですね。

(生駒氏)技術面では、個々のスキルはそれぞれ高いです。具体的に指示を出すと、もの凄いスピードで仕上げてくれます。また、実際にソースコードを読んでみても品質が良いと感じています。

一方で、チームでビルディングする点は苦手だと感じています。具体例としては、Aさんは画像のフルパスをDBに入れているのに、Bさんはファイル名だけしか入れていないといったように、共通化すべき点で独自の実装をしていたことがありました。何を基準に全体設計しているかがわかりにくく、お互いのソースコードを見るときに混乱するのでは、と思いました。

リンクアンドコミュニケーション様とベトナム駐在の日本人チーム

——それぞれどのような目的で渡越されましたか。

(信清氏)2月はサービスリリース直前の追い込みをするために、テストとバグ修正のスピードを上げるために渡越しました。私は英語が喋れませんが、現地にいるとジェスチャーで意思疎通をはかることが出来て、コミュニケーターの方を通さずに修正指示を出していました。

(渡辺氏)私は、弊社がどんなビジネスをしていて、どのようなサービスを展開しているのか、開発チームにオリエンテーションするために行きました。5月も今後始まるプロジェクトの概要を説明しました。

——渡越する前後で何か変化は感じられましたか。

(渡辺氏)変化ではないんですが、日本人アシスタントマネージャの林さんが思ったよりも背が高いことがわかりました。画面で見るより大きいな、と(笑)

(信清氏)私も第一印象はそれでした(笑)2月に行ったときの話ですが、サービスを2月末にリリースすることが厳しいとわかりました。現地で一緒に作業をしたことで我々が抱いている危機感や温度感を伝えられて、3月には絶対終わらせようという勢いをチーム全体から感じられました。実際に、私たちが日本に帰国してからも毎日のようにビルドして、日本側でテストしていました。

(渡辺氏)どんなチームで、どんな人がどのように仕事を進めているかわかっていませんでしたが、実際に現場を視察して、メンバーとコミュニケーションを取ったことで、開発現場の雰囲気や実際に作業しているイメージが湧くようになりました。

弊社とベトナム側の双方が改善に努めて、より強固なパートナーシップを

——今後、開発チームと取り組みたいことを教えていただけますでしょうか。

(信清氏)開発の全体スケジュールと進捗状況の差異を適切に把握出来るように整備したいです。まずは、毎週行う朝会で進捗状況を確認することから始めてました。

(渡辺氏)開発工数の見積精度を高めていきたいです。見積りした開発工数と実際の開発工数の差を検証するために一週間単位で成果物を提出してもらっています。

(生駒氏)開発工数に関しまして、開発規模が大きくなればなるほど、誰が何をやっているのか見えにくくなりますので、提出された成果物を作るのに誰がアサインされたかを把握するように努めています。技術的な観点では、テストコードを書いて品質を担保していきたいと考えています。ここはベトナム拠点の日本人SEの方と一緒に取り組んでいきたいと考えています。

——最後に我々セカイラボやオフショア開発に関する感想をお聞かせください。

(信清氏)試行錯誤しながらオフショア開発に取り組んできましたが、何か困ったことには手を差し伸べていただけました。そういった意味では良いパートナー関係を結べていると感じていて、私はセカイラボさんで良かったと思っています。

(生駒氏)私たちが伝えたことを真正面に受け止めるだけではなくて、もっと意見を言って欲しいです。より良い実装方法、提示したスケジュールで実現出来るのか、その他感じたリスクについては積極的にディスカッションしたいと思っています。御社側から発信していただいた方が、危機感を共有出来ている気がしますし、変に頑張ってお互い困ることが減ると思います。

(渡辺氏)更にパートナーシップを強化していきたいと考えています。リスクを共有することや見積りを共有することで相互理解が深まると考えています。パートナーシップを強化するためには、相手にリクエストするだけでなく、弊社側も反省して改善していくことも重要ですので、「弊社側の改善点はここです、御社側はここを改善してください」などのようにフェアにやっていきたいと思っています。

 

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