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「俺、マルチタスクできる」幻想から解き放たれ、仕事に集中するたった一つの方法・・・

Stressful work

コンピューターのマルチタスク能力

コンピューターが発明されてすぐに「マルチタスク」という機能が実現しました。これはコンピュータを効率的に使うための手段の一つでした。当時はコンピュータは非常に高価で、それでも使いたいと思う人は沢山いました。また、その用途に対してコンピュータの能力は当時ですら非常に大きく、その演算能力には余裕があったのです。そこで考えられたのが、CPUの駆動時間を細切れにして、その一つ一つで違う演算を行うというものでした。待ち行列が一気に短くなり、その効果は絶大でした。

人間は機械ではない!

あらゆる技術は他への転用が試されます。マルチタスクは人間に試されたのです。特に、希少である高度な頭脳労働者や技能の持ち主には、積極的に用いられました。それは「コンピュータ」を人間の「脳」に見立てたことによって、十分に効果のあるアイデアに思えたのです。しかし、人間も生物であり、生理現象に抗することは出来ないことを証明しただけでした。Googleで「マルチタスク 仕事」と検索すると、そこにはその弊害が幾らでも書き立てられています。人間は機械ではないということをチャップリンが「モダンタイムス」でちゃかして半世紀以上経つのに、まだその幻想は無くなっていないのです。

マルチタスクは効率が悪い

一度に沢山のタスクを同時にこなして、何故効率が上がらないのでしょう。それは人間は物事に集中するために一定の時間を必要とするからです。ミハイ・チクセントミハイは「フロー理論」を提唱し、やや観念的ながら「専念と集中」が人間の精神活動を活発化させることを説明しています(フローにはそれ以外にも必要な構成要素があります)。もっと簡単に言うと、人間はマルチタスクでは切替に時間がかかってしまう、ということです。作業を切り替えるための、環境を切り替える時間、以前にやっていたことを思い出す時間、その時に次にやろうと思っていたことを思い出す時間、作業を始めた時に雑念が無くなるまでの時間、などなどです。

「俺は出来る」という幻想

マルチタスクが効率に寄与していないということは、難しい理論や説明をされなくても皆分かっていることだと思います。なのに、マルチタスクに陥っているのは何故でしょう。マルチタスクをしている人が好き好んでやっていることは稀です。大抵の場合は周りから強要されているのです。どうして、そんなことが起きてしまうのか。それは強要する人が「俺はマルチタスクで仕事をこなしている」と思い込んでいるからなのです。
しかし、誰がそれを測定したのでしょう。そのマルチタスクは本当に効率的になっているのでしょうか?よく見てみると、それは単に複数の仕事をどこかに丸投げしているだけなのかもしれません。

割り込みをさせるな!

電話が鳴る、急に呼び出される(それが彼女からのメッセージだって)、PUSHメッセージが表示される、、、

全部OFFにして、専念して集中して、良い仕事をしよう

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KENTARO FURUKAWA / Project Manager
業務システムからスマホアプリ開発まで多様なシステム開発現場でプロジェクトマネージャをつとめる。ICタグシステム開発のベンチャーや物流会社の経営企画などで、事業開発や事業改善を主導。現在はフリーのプロ・プロジェクトマネージャとして活躍。