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リモートワークをもっとスムーズに!Web制作のファイル管理をスーパー楽にするuniversionsの開発秘話―株式会社ユニマル 永田氏

ゆにまる永田さま のコピー

Web制作現場におけるファイル管理・バージョン管理を楽にするサービス「universions」。実際の制作現場での不満から、生まれました。鹿児島で「universions」を開発している株式会社ユニマルの代表永田司氏にお話をお伺いしました。

エンジニア以外も簡単に使えるバージョン管理ツールが欲しかった

−−universionsはどんなサービスですか?

永田氏:私たち自身、Web制作などを請け負うことがあるのですが、その際、デザイナー、ディレクター、クライアントといった方々とのファイルのやりとりが発生します。素材を共有するのに、メールであったり、Dropboxなどを使ったりするのですが、どうしても煩雑になるので、「どうにかならないかなあ」と思っていました。

私たちはエンジニアなので、「Git(バージョン管理ツール)を使えばいいじゃん」と思ったりするのですが、それをエンジニアではない方に強いるのも難しいと感じていました。なので、そういった方も含めて簡単に使える、ファイル管理を主軸にしたツールを作ろうと思いました。

−−なるほど、ご自身の経験からということなんですね。

永田氏:使い方としては、まずプロジェクトを新規登録すると、自動でリポジトリ(ファイルやディレクトリの状態を記録する場所。変更履歴を管理できる。)ができます。そこへ各々が、ファイルをアップしたり変更を加えていくことになります。

UniversionsはWebに特化しているのですが、Webの半分以上の役割はデザインだと思っているので、デザインのプレビューができることも特徴です。デザインの履歴も、複雑な操作なくUI上からすべて確認できるので、デザイナーさんにとっても使う敷居が高くならないようにしています。

ユーザーの求める機能はなんだろう?バージョン管理は恩恵がわかりづらい

−−他にどういった特徴がありますか? 

永田氏:制作中のものをモバイルで確認したいときや、お客さんに確認してもらいたいとき、通常はテストサーバーを借りてそこへアップする、あるいはPCを直接その人のところまで持って行って見せるというような必要が出てきますが、その手間とコストを削減するために、トランクであがっているものを自動同期するサーバーを1プロジェクトにつき1台ずつ提供しています。

料金はフリーミアムを採用しており、サーバーが付与するものが有料で1プロジェクト約100円です。レンタルサーバー1台を100円で借りると考えれば、安いのではないかと思います。

通常、バージョン管理って何かミスがあったりしない限りは恩恵を受けることが少ないかもしれません。エンジニアだと一度は経験あるという方が多いと思うのですが、「そこまで困ったことがない」という方も一方ではいるので、バージョン管理の一点押しではなく、テストサーバーという付加価値も加えています。

−−類似サービスや競合サービスはありますか?

永田氏:プロジェクト管理という意味で、近いサービスが無いとはいえませんが、ファイル管理に特化しているのがウリなので、完全に類似するものは今はないかもしれません。

−−利用者はWeb制作会社の方などになるのですか?

永田氏:そうですね。制作会社の方、ディレクターやデザイナーの方が中心です。昨年8月頃にリリースしてから、1500を超えるプロジェクトにご利用いただいています。

−−ユーザーさんからのフィードバックなどもありますか?

永田氏:そうですね、最近では機能改善的なご要望も含め、提案的なフィードバックもいただくことが増えました。メンバー3人ともエンジニアなので、ユーザーさんの声はわりとスピーディに反映させていっています。

ユーザーからフィードバックがあった際には、チケットとして管理して、やるかやらないか含め判断しています。2週間に一度リリースを行っているので、軽微な改修をコンスタントに行っているイメージです。

−−プロダクトとしての特徴、イチオシの機能はどういったところですか?

永田氏:ファイルの共有をしながら、無意識的にバージョン管理ができ、それがあるから進捗管理もできるというところがコアの機能ではあるのですが、ユーザーさんの声などを聴いていると、実はテストサーバーのところで「検証が楽でいい」という風に感じている方も多いようです。

なので、こちらから「これだ」と押すばかりではなく、ユーザーさんの反応を見ながら押していくポイントというのも探っていきたいと思っています。

今後は他言語化やUIに注力

−−今はどういったところに力を入れていらっしゃいますか?

永田氏:今は他言語化の対応をメインでやっています。Web制作は日本だけだとどうしても市場が小さいので。

−−UIやデザインの落とし所はどうしていますか?

永田氏:メインは私が担当していますが、どうしても正解がないので最終的にはメンバーみんなで議論をして決めている部分も多いです。

デザイナーさんにも使っていただく以上、サービス自体のデザインも重要だと思うので、他言語化が落ち着いたらそこにも注力していきたいと思っています。

−−フリーミアムというのは、始めからそう決めていたのですか?

永田氏:最初はフリーミアムではなく、45日間無料としていたのですが、45日以上のプロジェクトだと使えなくなってしまうのと、フリープランがあった方がお試しがしやすいと思ったので、フリーミアムを採用しました。

鹿児島から世界へ!「リモートワークを支えるツールでありたい」

−−最終的な目標やビジョンはありますか?

永田氏:ひとつ、数字的なところだと、世界で20万ユーザーを目指しています。

私たちは今鹿児島でやっている(ユニマルさんのオフィスは鹿児島にあります!)こともあって、リモートワークを助けるツールでありたいと思っています。ニアショア開発や、オフショア開発、クラウドソーシングを支えるツールを確立していきたいです。

今回のサービスについてはWeb制作者向けですが、今後もビジョンに伴ったサービスを出していきたいと思っています。

取材担当から一言

弊社自体は、グローバルソーシングのプラットフォームということもあり、まさにリモートワークに慣れしたんだ会社です。universionsの利点は、まず、リテラシーがバラバラな人同士でファイルのやりとり・管理が楽に行えるという点と、物理的な距離が離れていてもプレビュー/確認作業が簡単に行える点だと思いました。所謂プロジェクト管理ツールのように、あらゆる機能を網羅しているものではないものの、確実に存在する「ファイル管理(バージョン管理)」のニーズや、「確認作業をスムーズに行いたい」というニーズにピンポイントに応えたサービスになっているのではないでしょうか。



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YUKA NUNOI /
ぬのちゃんと呼んでください。よく、人間ではない様々な生き物(あるいは生き物じゃないもの)に似ていると言われる。世界の行く先と、そこでどう行動すればいいかについて、皆さんと考えていきたいです。好きな国はウガンダ。