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世界初!スマホアプリ専用UI/UX解析ツール”USERDIVE for Apps”がアプリ・ゲーム改善を圧倒的にやりやすく!

2014年の12月に、世界初のスマートフォンのネイティブアプリ用UI/UX解析ツール”USERDIVE for Apps”をリリースした株式会社UNCOVER TRUTH。”USERDIVE for Apps”は2015年6月に行われたIVS宮崎でのLaunch Pad で4位に入賞し、国内だけでなく、海外展開も加速させている注目のサービスです。今回は株式会社UNCOVER TRUTHのCOO小畑氏と、CTO中島氏に話をお伺いしました。

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ビジネスの現場において、経営する人と分析する人は分離している。

ー”USERDIVE for Apps”を開発することになった経緯を教えて下さい。

中島 : 弊社は2013年7月からWebサイト向けのUI/UX解析ツール”USERDIVE”を提供しております。”USERDIVE”を開発した時に、「日本にはイケてないWebサイトがたくさんある」という問題を感じていて、それを”USERDIVE”を使って改善してもらいたい、という思いがありました。
また、私たちが問題に思っていたのは多くのビジネスの現場において、経営する人と分析する人が分離している状況です。Webサイトの課題発見や、どのチャンネルから顧客がきているかなどは、分析の知識をもったマーケターしかわかっておらず、経営者はわかっていないパターンが多くあったんですよね。それは非常にもったいないことなので、誰が見てもわかりやすいツールを開発することで、その問題も解決できると考えていました。

Webサイトの改善だけにこだわっていたわけではないので、”USERDIVE”を提供し始めた頃から、スマートフォンのネイティブアプリ向けUI/UX解析ツールの開発もやりたいと思っていたんです。しかし、アプリ用のツールはまだ他社がどこも開発しておらず、また大量のデータをどう処理するかという課題もあったので、開発に1年近くを要しました。

ー”USERDIVE for Apps”のターゲットはどんな人ですか?

小畑 : 他の分析ツールを使うのが難しくて諦めてしまった人や、分析の知識をもったマーケターがいないため分析がしたくてもできなかった人に使ってもらいたいですね。もちろん、今まで分析をしていた人はより簡単に分析ができるようになっているので、そのような方にも使ってもらいたいと思っています。
具体的なターゲットとしては、まずはスマホゲームを提供している会社に使っていただきたいと思っています。ネイティブアプリのマーケットは世界で3兆円ほどあって、そのうちの9割をゲームが占めているんです。今までアプリ専用の分析ツールはなかったので、この大きなマーケットでまずシェアを獲得したいと思います。

使いやすさに徹底的にこだわった

ー”USERDIVE for Apps”によってどのような分析ができるようになりますか?

小畑 : USERDIVEはこれまでの分析手法の良いとこ取りをしています。まず、今までのネイティブアプリの分析の方法は大きく分けて2つありました。
1つは、ユーザーの行動ログをデータとして蓄積し、それをGoogle Analyticsなどのログ解析ツールを使って分析するという定量的なやり方です。
もう1つは、ユーザーインタビューなどで、アプリの使用感などを直接ヒアリングするという定性的なやり方です。

前者は、Google Analyticsなどのログ解析ツールで画面のimp数などの数値は計れていたものの、アプリ内でのユーザーの動きを分析するUI/UX解析ツールは今まで存在していませんでした。アプリとWebサイトではユーザー行動にいろいろな違いがあります。例えば1ページあたりのユーザー行動のデータ量は、アプリではWebサイトの5~10倍ほどになります。Webサイトでは別のページに遷移するくらいしか行動パターンがないのですが、アプリではタップしたりポップアップメニューを開いたりするなど、行動パターンが増えます。数値の分析に加えて”USERDIVE for Apps”のようなUI/UX解析ツールを利用することで、こうしたアプリ内での複雑なユーザー行動の分析が圧倒的にやりやすくなります。

後者のユーザーインタビューに関してもいくつかの問題があります。ユーザーインタビューは実施するのにお金と時間がかかるので、あまり気軽に行えません。また、インタビューの解釈に企業側の思い込みが入り込んでしまい、正確な知見を導き出すことが難しいのです。

その点、”USERDIVE for Apps”は動画でユーザーの動きを確認できる機能もついているので、できるだけ思い込みに頼らずにユーザーのリアルな行動を解釈することができます。
”USERDIVE for Apps”は、定量的な分析と定性的な分析の両方を組み合わせた、ちょうどいいポジションに入り込めているのではないかと思っています。

ー”USERDIVE for Apps”でこだわっているところはどこですか?

中島 : 使いやすさには徹底的にこだわっています。”USERDIVE for Apps”はプロダクトアウト的な発想で生まれたものですが、各機能はクライアント様の要望を参考にして開発を行っています。”USERDIVE for Apps”を実際に使っているクライアント様のほうが、どこが使いにくいとか、どんな分析がしたいかについてはるかによく理解しているからです。

使いやすさを追求することで実現した機能の例として、動線分析があります。他の分析ツールだと、入り口から順番にたどって行って問題箇所を探さないといけませんが、”USERDIVE for Apps”の動線分析ならアプリ内のどの場所からでも細かく掘り下げて、クリックするだけで問題箇所を直感的に探すことができます。この機能の実装は、正直言ってとても大変でした。はじめに全ページの大量のデータを取得しないといけないので、さくさく動くように処理をするのが難しいんです。だいたいのエンジニアは実装したくないと言うでしょう。(笑)苦労しましたが、その結果すごく使いやすいものができたと自負しています。

Conversion Funnels (1)

“USERDIVE for Apps”の動線分析の操作画面。直感的に理解しやすく、クリックするだけで見たいデータを見ることができる。

世界初のプロダクトを開発できる機会はなかなかない

ーバルセロナやマレーシアに海外展開を精力的に進めていますね。

小畑 : はい。2014年12月に”USERDIVE for Apps”をリリースし、現在バルセロナとマレーシアに拠点を開設準備中です。日本市場だけだと売上が限定されてしまうので、積極的に海外のマーケットも狙っていこうと考えています。
しかし、海外進出を進める理由はそれだけではありません。世界初のプロダクトを開発できる機会なんてなかなかないと思うんです。せっかく世界初のプロダクトを作ったので、海外に出ないともったいないと思っています。まずは日本でしっかりとプロダクトを磨いて、ジャパンプロダクトとして世界に展開していきたいと思っています。

ー海外展開のスピードが早いですよね。どのように海外展開をしていったんでしょうか。

小畑 :もともと海外展開はしたいと思っていましたが、キッカケがありませんでした。そんな中、2015年3月にバルセロナで開催された世界最大級のモバイル業界の祭典「モバイルワールドコングレンス」に出展した際、後に弊社CGO(Chief Globalization Officer)になるそのイベントのコーディネーターの鎌田氏とお会いしました。鎌田はバルセロナ市の中心的な人物と関係が深く、彼にジョインしてもらったことで、バルセロナ市のスタートアップ支援プログラムを受けることができました。

以前より、私と鎌田は知り合いだったのですが、弊社代表の石川が彼に会った時に一目惚れしまして(笑)。「一緒に働きたい!」となってから、会期中の1週間をかけ毎晩のように彼を飲みに誘い、口説き落としました(笑)。鎌田の協力もあり、ゼロの状態からバルセロナ市のスタートアップ支援プログラムを受けるところまで、かなりスピーディーに進展していきました。スタートアップ支援プログラムによってオフィスも優遇していただき、契約関連もサポートしてもらえたので、スムーズに拠点立ち上げができました。
多くの企業がアメリカを最初の進出先として選ぶことが多いように思いますが、私たちはアメリカほど競争が激化しておらず、しっかり収益をあげられそうなヨーロッパに進出することにしました。
マレーシアに関しても、鎌田を介し直接マレーシア政府の大臣とお会いする機会をいただき、そこからは支援を受けるまでとてもスムーズに行くことができました。

ー今後の目標はなんですか?

小畑 : まずは日本でしっかりとシェアを取ることです。嬉しいことに、IVS Launch Padに登壇した反響が大きく、たくさんお問い合わせをいただいていて、今はすごく忙しくなっています。
スマホアプリのマーケットは今後どんどん大きくなっていくと思うので、日本でしっかりプロダクトを磨いて、海外拠点にもその知見を共有して海外進出を進めていきたいと思います。

ーこれからサービスを作る人にアドバイスはありますか?

中島 : 高い目標を持つほど、いいプロダクトができると思います。実現できるかわからないような、妄想に近いような目標を設定すれば、それを目指してプロダクトが磨かれて行くと思います。弊社においても、世界初のサービスを作るという目標は妄想のようなものだったかもしれませんが、そのおかげでいいプロダクトができあがりました。

小畑 : 成功するまでやめない人が成功すると思います。目標に到達するまでの失敗は全て過程の一部だと思って、成功するまでやり続けることが大切です。

取材担当から

世界初のサービスを開発することは、改めてすごいことだと思いました。海外展開も順調に進んでいるようで、お話を伺っていて非常に勢いを感じました。
ゲームやアプリがこれだけ世の中に溢れていて、これからもどんどん増えていく中で、アプリ専門の改善ツールの需要はどんどん増えていくでしょう。”USERDIVE for Apps”によって、世の中のゲームやアプリがもっと面白く、使いやすくなるのではないかという可能性を感じました。
世界初のツールであることと、海外に関しても強いニーズのある部分だと思うので、海外展開も非常に期待したいです。日本発のプロダクトが世界中で使われる未だ数少ない例のうちのひとつになるのではないかと楽しみにしています。

USERDRIVE for Apps

sekai-labSEKAI LAB TIMES(セカイラボタイムス)は、アプリ・Webサービス開発を世界中のエンジニアチームに依頼・発注できるグローバルソーシングプラットフォーム「セカイラボ」が運営しています。詳しくはこちら


KOTARO IIDA / Internship
セカイラボでインターン中の学生です。趣味がころころ変わりますが、いつも何かにはまっています。この夏は日焼けにはまっていました。好きな国は中国とアメリカです。