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東南アジアのモバイルゲーム業界について知っておくべき5つのこと!

Little boys playing on smartphone

2014年3月末に北京で行われたGlobal Mobile Game Congressにおいて、東南アジア地域のモバイルゲーム業界の今後について有識者が語った内容から、個人的に気になった点をピックアップしたいと思います。

1.モバイルゲーム業界が次に注目すべきはインドネシア!

5年後、モバイルゲーム業界で最も大きな市場になっている東南アジアの国はインドネシアであるという点において5人の有識者の意見が一致したようです。理由としては以下の3点が挙げられました。

⑴インターネットや携帯電話の普及率が急速に伸びている
⑵人口が多い
⑶スタートアップのインフラの整備がある程度進んでいる

2.フラッピーバードはまぐれだったが、意味があった。

リリースから半年後突然、世界中で爆発的人気となったベトナム発のゲームアプリ、フラッピーバードについては有識者の大半がたまたまだったとしたものの、この事例からこのモバイルゲーム業界でアプリがヒットするためには依然として未知の要因があることを痛感したとのことです。そしてこの未知の要因は決して今回限りではなく、今後も存在すると思われるので、どのゲーム会社にとっても人気が爆発するチャンスがあると考えられています。

3.ゲームは英語でオッケー!

どのアプリもある程度ローカライズすることが必要ではあるが、各国の言語に添ったバージョンを作るのは時間の無駄だと考えているようです。理由としては、Eコマース用のアプリと違ってゲームのアプリの大半は直感的なものであるから簡単な英語を使う分にはユーザーにとってもそれほど負担とならずに利用できると考えているからだそうです。

4.支払いの問題は難しい!

アプリの支払いの選択は東南アジアの国々によって異なるが、シンガポールを除く国々はクレジットカードの利用率がかなり低いそうです。MOLや2C2Pといったオンライン決済の利用を進める会社も存在するが、アプリの決済の問題は当分の間存在すると考えているそうです。

5.東南アジアは一枚岩ではない!

many cars on road in Jakarta

東南アジアはまるで一つの国といった形で語られがちではあるが、EUほど一枚岩ではないと主張しています。シンガポールやフィリピンといった西洋化が進んでいる地域もある一方で、インドネシアやマレーシアといったイスラム教徒が多数いる地域もあります。また、東南アジア全域で、地域を繋げてしまうほど圧倒的に利用されているようなサイトも存在していません。この事実は、アプリを作る上で念頭に置いておいた方がいいようです。

これら5つのポイントの中で、個人的には次に熱い市場になるのはインドネシアだという推測は興味深かったです。インドネシアの人口は2億人を越えており、ベトナムやタイの倍以上あるので、今後確かに発展していく余地が大きいのでしょう。

また、「アプリ内で使用する言語は英語でも構わない」とする一方で、「信仰する宗教の違いといった要素は考慮すべきで、東南アジアをひとくくりにして物事を考えてはいけない」との主張もあり、東南アジアでゲームをローカライズしていく際、共通化してしまえる部分と、国毎にカスタマイズしていくべき部分とのバランスは常に課題となりそうです。

参照記事
Paul Bischoff(2014),”5 things you need to know about Southeast Asia’s mobile game industry“, TECH in ASIA


MAITO NAGASHIMA / Internship
セカイラボでインターン中の学生です。社会人に間違えられることが多いですが、大学生です。グローバル化が進む時代をどう面白く生きていこうか思索しながら、バイト先の映画館でポップコーンをつくる日々を過ごしています。好きな国はスウェーデンです。