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大手だけとは限らない!少人数から始める中国のスマホゲーム開発事情とは

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日本の開発会社ではスマートフォンのゲームを出す際に、プロモーション費が非常にかかるため、大手開発会社しかゲームを作れない状況になりつつあります。一方、中国では4,5人のチームで開発してゲームを出す事例をよく見かけます。

オフィシャルな調査のデータではありませんが、中国内には、一万以上ものスマホゲームの開発チームがいると言われています。

なぜ中国では小規模な開発チームでもゲームを出せるのでしょうか。その原因を探ってみましょう。

ネイティブゲームでなければならなかった理由

日本では最近ネイティブゲームが流行り始めましたが、中国ではネット通信状況が日本ほど優れないため、ネイティブゲームはより早い段階で流行っていました。

例えばカードゲームといったブラウザ中心のゲームと比べて少人数チームで開発可能というメリットもあり、中国ではネイティブゲームを目標に開発チームを組むことが非常に多いのが特徴でもあります。

開発/運営方法

日本ではパブリッシャーが主導してゲームを開発することになっています。パブリッシャーが企画を作成し、開発会社に開発費用を出して、仕様通りにゲームを開発するという流れです。開発会社が作ったものをプラットフォームなどにあげ、パブリッシャーが運営します。通常パブリッシャーとプラットフォームは違う会社になります。一方、中国は日本の場合と異なります。まず企画するのも、開発チームである場合が多いです。誰かが何か良いアイディアを思いついたら、そのアイディアを実現するために、技術者2,3名と、イラストレーター1,2名を集めてすぐ開発に入ることができます。非常に効率が高いというメリットがあります。

ゲームが完成したらパブリッシャーを探すことになります。開発チーム自らパブリッシュすることもありますが、ノウハウを持っていない少人数チームが多いため、パブリッシャーにお願いすることが普通です。では、パブリッシャーはどのような会社でしょうか。中国では、プラットフォーム自体がパブリッシャーを担当することが多いのです。そのため、パブリッシャーとプラットフォームの間で発生するコストを一部避ける事ができます。

ビジネスモデルから見ると、中国では日本のようにパブリッシャーから開発チームに開発費用を払うのではなく、課金売上を開発チームとレベニューシェアするのです。

プラットフォームを活用したプロモーション

日本で大手しかゲームを開発できないのは、プロモーション費用がネックになっているという理由が大きいです。中国でももちろんプロモーション費用はかかりますが、開発チームは基本的に負担しません。先程もご紹介しましたが、中国ではプラットフォーム自体がパブリッシャーを担当することが多いので、プラットフォーム内での宣伝は無料になり、プロモーション費用も節約することができます。その代わりに、開発チームにとってはレベニューシェアする割合が非常に少なくなります。極端な場合、開発チームが1割、プラットフォームが9割になることもありえます。

以上、中国で少人数のゲーム開発チームが多い理由を簡単にまとめてみました。このような少人数の開発チームは星の数ほど存在しますが、その中で生き残る開発チームは2割しかないといいます。どんどん競争が激しくなり、本当の意味で良いゲーム性を追求している作品が少ないためです。中国の開発者達は今後、単にゲームを作り出せばいいだけではなく、ちゃんとしたゲーム性のある面白いゲームを追求していく必要があると思います。逆に開発チームは多いので、きっと良い作品が出てくるだろうと信じて、楽しみにしたいと思います。

参考
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Meilin He /
日本語学科で大学を卒業し、日本に交換留学1年、名古屋大学大学院で2年留学しました。卒業後モンスター・ラボで営業職を担当、その後中国支社に移籍しました。現在は主に日中両社間のブリッジ・コミュニケーションを担っております。