スタートアップ

プレイリストは共有する時代へ!~Spotifyを駆使して新たな音楽のあり方を大提案~

 

皆さんは今まで聞いたことのない音楽に出会いたいと思った時にどのような方法を取っていますか?

Youtubeなどで検索をしても、再生回数の多い人気の音楽ばかり出てきてしまうので結局聞いたことのある音楽に戻ってきてしまったり、ラジオや雑誌、テレビなどで知った気になる曲もすぐ忘れてしまったりして、なかなか新しい音楽との出会いを作ることは難しくなっているのではないでしょうか。

株式会社CotoLab.が開発したDIGLEは、無料登録するだけで世界中の音楽が聴けるSpotify(スポティファイ)を利用して、プロや有名人が作った音楽プレイリストはもちろん、個人個人が好きなプレイリストをみんなで投稿・共有して聴くことができるサービスとなっています。

例えば仲のいい友達や、気になる有名人などがシェアしてくれたプレイリストから、新しい音楽と出会えるかもしれません。

今回は同社創業者の西村氏(以下、西村)と同サービスの設計及びデザインを担当した江藤氏(以下、江藤)にお話を伺ってきました。

世界中の音楽に手軽にアクセスできるSpotify

音楽×IT

ーー本日はよろしくお願いします。

西村、江藤:よろしくお願いします。

ーーまず、コトラボという会社はどのような経緯で作られたのでしょうか?

西村:実のところ、音楽系の会社にするとは考えていなかったです。

最初にエンジニアを探している段階で共同創業者の山田に出会い、話をしているとお互いバンド経験があり音楽が好きという共通点を発見しました。

そこから音楽×ITと考え始めましたね。

ITを利用することによって日本の音楽業界を盛り上げ、日本のアーティストを世界に発信していけたらいいなと思っています。

ITを利用して日本の音楽業界を盛り上げたいという西村さん

ーー皆さん昔から音楽好きだったのですね!

西村:僕は中一からギターを始めて、高校の時はシンガーソングライターを目指していました。大学に入っては周りのうまいバンドの人たちを目の前にして挫折をしてしまいましたが(笑)

音楽に興味を持つきっかけは「19」でした。それ以来、色々な音楽を聴くようになり現在に至ります。

江藤:高校の時にアカペラ、大学でバンド、そしてDJといろいろ趣味でやってきて、パンクからダンスミュージックまで洋楽邦楽問わずに色々好きになりましたね。

いつか音楽サービスをやりたいと考えていたので、西村君から話が来た時はついに来たと思いました。(笑)

プレイリストを共有する時代に

ーーDIGLEの概要と特徴について教えてください。

西村:DIGLEは、人と人の繋がりから新しい音楽に出会えるプラットホームとなることを目指しています。

アーティストなどプロの方だけでなく、一般の方もSpotify(スポティファイ)を使って自分の好きな曲を選んだプレイリストを共有して楽しめるようにしています。

ユーザー体験としては、この音楽聴きたいから検索をするというよりは、この人の好きな曲が聴きたいから検索する、もしくはこんな曲がオススメ!というような形で各々が好きな音楽を勧め合うサイクルができればと思っています。

あの有名人のプレイリスト!?

海外だとSpotify(スポティファイ)自身が有名アーティストや著名人にプレイリストを作ってもらっていることもあり、オバマ大統領やレディガガなどが作ったプレイリストも話題になりました。

DIGLEもアーティストや著名人を含めた音楽に詳しいヘビーリスナーを集めてプレイリストを発信してもらい、そこからプレイリストは実は自分のためだけじゃなくて、周りに発信しても面白いものだよという共通認識を作っていきたいですね。

SpotifyとDIGLEを駆使して自分を表現

江藤:そういう価値観が確立すれば、一般の方もインスタグラムで写真を使って世界観を創るように、オリジナルのプレイリストを作って音楽で自分を表現して発信したり、その流れで新しい音楽の楽しみ方を見つけてハマっていくという世界を作りたいと思っています。

例えですが音楽好きが増える→もっとアーティスト知りたい→ライブに行きたい→音楽業界が盛り上がるといったような流れをDIGLE起点に作れたら良いなと思っています。

新しい音楽の楽しみ方を提供したいと語る江藤さん

若手アーティストにスポットライトを

ーーなぜ音楽先行ではなく人との繋がりという点に焦点を当てたのでしょうか?

西村:私自身、昔に友達とMD交換をしていた世代なので、その周りと音楽を共有する感動というものを復活させたいと思いました。

それに、人から勧められた音楽だと新しい音楽でも入りやすいと思うんです。自分から新しいもの探すのは意外と難しいから、人経由で取り込む方が早いですよね。

ーーリテラシーのある人でないと、どうしても売れている音楽ばかりで新しいところに手を出さない傾向がありますよね。

西村:そうですね。なかなか自分で新しい音楽を探すというのは簡単ではないですよね。

日本でもまだ注目を浴びていない素晴らしいアーティストはたくさんいますからね。

そこで、DIGLEが彼らにスポットライトを当てることができたらと思います。

Spotifyの強みを最大限に使う

ーーSpotifyを選ばれた理由というのはなぜでしょうか?

西村:世界的にはサブスクリプションで音楽を聴くのが主流となる中、日本だけが遅れているのが現実です。

そこで世界的に約1億人の総会員、5000万人の有料会員がいるSpotify(スポティファイ)に目を向けました。(2017年3月2日時点)

Spotify(スポティファイ)はWeb上でAPIを公開しているため、サードパーティーである我々のような外部のサービスが利用しやすくなっており、また無料プランの期限がないため、音楽にそこまで普段から興味関心がないライトユーザーにもリーチしやすいと思っての選択です。

ライトユーザーもターゲットに

ーー期限なしの無料は魅力的ですよね。

サブスプリクションサービスの認知を増やす

ーーDIGLEのマネタイズモデルとはどのようになるのでしょうか?

西村:現段階では確定していないのですが、最終的にはユーザーデータをベースにした音楽プロモーションに関するコンサルティングやマーケティングツールとして利用できるようにし、そこからマネタイズに繋げていけたらと思っています。

直近ではDIGLEマガジンを立ち上げ、ウェブメディアとして広告収入などが一歩目かなとは考えています。

あとは、DIGLE内にPR記事などの広告を載せるという点でマネタイズを考えています。

今後はDiggerとして誰でも登録できるようにしていき、ユーザーの獲得を狙っていきます。Diggerとして登録すれば、Spotify(スポティファイ)上で編集したプレイリストが自動的にDIGLE上で反映できるようになるという感じですね。

Spotifyと共に拡大を

ーーサブスクリプションサービスの認知が増えないとDIGLEのユーザーも増えないのでしょうか?

西村:そうですね。

そのためにもSpotify(スポティファイ)のユーザー数、ひいてはサブスクリプション自体の認知を拡大する必要があると思っています。

実際の海外の事例、ドイツなのですが、実は日本のマーケット動向が似ていてCDなどのフィジカルシェアが高めだったのですがSpotify(スポティファイ)が5年前に入ってきてから徐々にサブスクリプションが増え、現在ではデジタル化が進んでいる現状にあります。

日本も同じようになると私は考えています。

ーーいま現在課題などは何があるでしょうか?

西村:開発と運営が間に合っていない現状です。エンジニアがとても必要で…。

ーー現在、エンジニアはどのように集めていらっしゃるのでしょうか?

西村:今は、資金調達をせず自己出資で経営している段階なのでエンジニア募集を公開していません。

現在は、人脈ベースでエンジニア調達している形ですね。

運営にも興味ある方がいれば是非お願いしたいですね。本当に人手が足りていないです…。

Spotifyで音楽の輸出入を活性化

ーー今後の展望としては?このサービスで何を実現したいのでしょうか?

西村:そうですね、日本の音楽業界がガラパゴス化していて内輪で完結してしまうことが今までだったのですが、これからはSpotify(スポティファイ)などで海外の音楽に手を出しやすくなり、音楽の輸入輸出が盛んになっていくと思っています。

その中で、海外志向の日本アーティストのサポートをできたらと思います。

江藤:従来のCDなどフィジカルビジネスを否定するわけではないのですが、世界の潮流であるサブスクリプションサービスの優れた面を利用して、より面白い音楽体験を作り、多くの新しい音楽ファンを作っていきたいと思っています。

またプレイリストは音楽ビジネスの上で今後絶対的に重要な鍵となっていくと考えているので、その分野のパイオニア的存在になりたいという野望もあります。(笑)

またこれからオリンピックが近づき、日本への目が向けられる中、日本の音楽業界もその波に乗れるように、色々な分野ともコラボして業界全体のアップデートを支援したいですね。

プレイリストが主役

ーーDIGLEのデザインの設計コンセプトなどはありますでしょうか?

江藤:基本的な部分はプレイリストが主役になるように余計な要素は省いて極力シンプルに、即聴性をもたせられるように設計しています。

あとは「人」がベースになっているので、SNS連携や紹介文の設定など、その人自体の情報もしっかりのせられるようにしていますね。

アーティストやメディアの特設ページなどは、利用者属性によってアルバムも載せれたり、記事連動できるようにと、宣伝も兼ねて使ってもらえるようにすることで、幅広いユーザーに使ってもらえるようにしています。

ゆくゆくはチケット販売やグッズ販売も連携するなど、ハブとして機能するような存在にしていきたいと思っています。

ーー現在、どのような人材を必要としていますでしょうか?

西村:バックエンドでPHPが書ける方を必要としています。

あとは音楽サービスに興味のある学生インターンもいたら一緒にやっていきたいですね。

SNSの運用や、今後始まるDIGLEマガジンの手伝いなどやれることはかなりあると思います。

江藤:あと僕的にはデザイナーも欲しいです…(笑)

ーーいい方が見つかるといいですね!本日はありがとうございました。

右から西村さん、江藤さん

お知らせ

DIGLEのような今までになかったようなサービスを世の中に発信したい!というような、Webサービス・アプリ開発のエンジニアチームを必要としている方はセカイラボまでお気軽にお問い合わせください。


Naoki Kato / Internship
インターン生の加藤尚樹です。年の3分の1を日本で過ごし、世界の大学を転々としている留学生です。好きな食べ物は親子丼です。