スタートアップ

スタートアップ経営者必見!IR関連業務をクラウドで一括管理

起業をしたばかり、または少数精鋭で行われている経営者の方々!

時間も人手も足りていない時に、役所に書類をいくつも準備・提出しなければいけないというような状況になったことはありませんか?さらに株主総会を執り行うとなると、正確な議事録を作成しなければなりません。

このようないわゆるバックオフィスに労力を使うのであれば、実際のビジネスのところに脳を使いたいところですよね…。

そこでそのような非効率な経営上の事務作業に疑問を持ち、バックオフィス関連のタスクをクラウド上で効率的にサポートしてくれるサービスを提供しているのがBizer株式会社です。

今回は、VCや株主間での経営上のファイルを一括して共有できる新サービス『Bizer IR』をローンチした代表取締役の畠山 友一氏(以下、畠山)にお話を伺いました。

起業家を全面サポート

ーー本日はよろしくお願いいたします。

畠山:よろしくお願いいたします。

ーー先日リリースしたサービスはどのような特徴があるのでしょうか?

畠山:今回リリースしたものは、IRという面にフォーカスをした“バインダー”という機能です。

経営をしていく中で、定款、登記簿謄本、決算書や株主名簿などの保持責任、かつ、ステークホルダーとそれらを共有していかなければいけません。

特にVCから資金を調達している場合には定期的に最新の謄本や財務情報などを要求されることが多いです。

それをBizer上のバインダーという機能を使うことにより、必要な書類をアップロード、その書類をクラウド上で保管、そしてステークホルダーと共有する。こういう仕組みになっています。

ーー余計なコミュニケーションが発生しなさそうですね!

そうですね!様々なシーンで応用可能ですが、まずは株式総会にフォーカスをして機能を作っていて、株主総会で必要になってくる議事録などを場面に応じて自動生成をするということもできます。

 

スタートアップだと知らない方が多いのですが、会社法では、株主総会の開催が義務となっており、多くの会社が総会議事録を保管しておかなければならないということになっています。

しかし、実際にこれらの書類を用意するということも大変なのが実情です。

それを事前に株主をバインダー上で登録しておくだけで必要になった時に自動生成することができます。

今まで、株主の管理や株主総会の開催などすごく億劫だった作業をバインダーを使うことによって、最低限自分たちでしなければならない作業を教えてくれるメリットがあります。

投資家にもメリットを

さらに投資家側にもメリットがあって、バインダーから招待されるとその企業を一覧で見られるので、例えば数社に投資をしている場合、会社ごとのバインダーで簡単に各々の投資先の最新の現状がわかります。

ーーそれは双方にとって便利ですね。似たサービスを出している競合などはありますか?

畠山:結構皆さんが目をつけないところなので、競合の企業は見たことがないです。

しかし、スタートアップなども、上場するとなった時に過去の総会議事録が全て必要になってくるので、バインダーを使って自動生成してストックしてあると便利ですよね。

見えない部分をコスト削減

ーー例えば、これから自分が起業しようとする時にBizerを使えば将来困ることなどは最初から解決されるわけですもんね。

畠山:そうなんです。特に、最新版を共有するということが重要だと思っています。

例えばGoogle ドライブとかでも、「株主名簿」って検索するだけでファイルがたくさん出てきてどれが最新版かわからない時があると思います。それがバインダーを使うことにより常に最新のものが確認できるようになります。

このプロセスの時間やコミュニケーションの省エネという見えない部分のコスト削減が可能になります。

しかし、見えないコストだけに多くの人には響きにくいのが現状です。

見えないコスト削減の重要さを語る畠山氏

ーー確かに文字だけでは伝わらない部分もありそうですね。今回のバインダー機能を作るきっかけは何かあったのでしょうか?

VCと起業家のコミュニケーションを円滑に

畠山:バインダーのきっかけというのも、BizerのユーザーもBizer株式会社自身も外部から資金調達している側なので、株主やVCとのコミュニケーションに苦戦していました。

その一方、VCの方々にも話を伺うと、企業とのコミュニケーションに困っているということがわかりました。特に書類回収などで円滑に進まないことが頻繁にあるみたいです。

それを聞いて、お互い常に必要書類が共有されていて、さらに最新版でというのが理想の状態だと思いました。

例えば、バインダーで税理士と月次決算で財務諸表を締めていたら、後から契約担当の人をバインダーに追加してしまえばそこで同じものが確認できるので、無駄なコミュニケーションも時間も必要ないわけです。

 

常に共有することで無駄を削減

ストックの必要のある書類をまとめて効率化

普段のコミュニケーションってやはりフローだと思うのですが、そのコミュニケーションの中でストックしなければいけないものは別のところで管理すべきだと思うんです。

Facebookのメッセンジャーなどで一括に管理していると、後々必要になる書類が他の会話の中に埋もれて探すのに時間がかかったりします。

そのストックする必要のある書類をバインダーに入れるということです。

ーー自分もチャットワークで時間をかけて書類を探した経験あります。

畠山:その時間であったり、Google ドライブの中から書類を探し当てる時間も積もり積もれば莫大な時間になってしまいます。

これをどう効率化するかって大きなビジネス課題ですよね。

ーーお話を聞くと、誰もが直面する問題であり、Bizerが一つの有効な対策になりますね。

業務管理の大切さ

畠山:さらに業務管理というメッセージも加えたくて、先ほどのような自動生成があります。

株主総会なら、招集通知、委任状、総会議事録を自動で作ることによって、今まで株主総会何それ?というような層が、自分たちもそれらをやらなければと気づく仕組みになればと思っています。

今まで、必要なくても将来的に過去の議事録を全て要求されるということもありますからね。その時に、必要なものをスマートに提出できるスマートさというのが大事ですね。

そういったプロセスの中で過去の書類をしっかりストックできてないのが原因で起業家が損をするケースもたまにあります。

ここまでやれば問題が起きることはないという線を引いてあげたいです。これは業界にとって必要なことだと思います。

ーーー確かに、起業家自身も悪気があってストックしていないということではないですからね。それが課題になっていること自体に気づかないんでしょうね。

会社法を100%理解する必要はなし

ーーこのBizerのサービスを広めることによって今まで必要な作業をやっていない人たちへの啓蒙ということにもなりますね。

畠山:おっしゃる通りです。会社は会社法に則って経営を行う必要があるので、それを知らずに無視していることはとてもリスキーだと思います。

ただ、会社が全て会社法を勉強する必要があるとは思わないので、そこをBizerがサポートするという形です。

ーーなるほど!Bizer上のバインダーの機能も現在の2980円で使えるのでしょうか?

畠山:そうですね。後々、バインダーの招待数によって課金制にしていこうかなとも思っています。

10ユーザーまでは2980円という形で、それ以上は追加料金が発生するようにします。シードアーリーのスタートアップだと10人で足りると思っています。

さらなるターゲット層を広げる

ーー今後ターゲットユーザーとなるとパイが広がると見越していらっしゃいますか?

畠山:そうですね。今回のバインダー機能を使ってIRの概念が変われば、パイは大きくなると思います。

また、IRだけではない使い方として、例えば人事部と病院の間で、健康診断における社員名簿や結果の共有であったりというのをバインダーを使うことにより効率化が行えるということもありますね。

他だと、税理士事務所もターゲットにしています。顧問先が一覧で出て、それぞれの顧問先としているコミュニケーションが明確にわかり、必要な書類もそれぞれでまとめてある状態を実現できるということを広めたいです。

というのも、税理士事務所はそれぞれ50以上のクライアントを持っているんです。その50件から別々にメールやらチャットがきて、アシスタントをフル稼働させて対応しているのが現状となっています。

ーースタートアップにも士業にも応用可能なプラットフォームという感じですね!

柔軟なパッケージ化へ

ーーいま現在抱えている問題などはありますでしょうか?

畠山:そうですね、バインダーの世界観がとても広いので、これをIRならIR、税理士事務所なら税理士事務所というようにどのように柔軟なパッケージ化をしていくかが悩みどこです。そこが一番ビジネスの面白いところではありますけどね(笑)

あとは、Bizer自体の紹介文面や広告だけではなかなか便利さが伝わりづらいということがあります。実際に見て体験してもらうのと、読むだけだと理解に大きなギャップが生まれてしまうことです。

ーーやはり、そのシーンに直面しないとわからないものなのでしょうか?

畠山:それもそうですし、このサービスが明確なカテゴリーがあるわけではないのでイメージしづらいのだと思います。

既存のサービスではないので、敵がいない分、売りづらいというのは正直なところですね。

ーー確かにそれは思います。しかし、会計士や税理士のターゲットを広げられれば、さらにビッグなカテゴリーになっていきますよね。

日本の「バックオフィス」をわかりやすく。簡単に。

ーーその他伝えたいメッセージなどありますでしょうか?

畠山:業界スタンダードを作りたいのですが、それもビジネス的な側面より、この業界の全員が抱えている壁が少しでも解消できるというのが本来あるべき姿だと思っています。

もともと、この会社を始めたのもお金儲けが目的ではないし、自分自身もこの業界にいるのでそれを改善していきたいと思っています。

会社のビジョンとして、『日本の「バックオフィス」をわかりやすく。簡単に。』をモットーにやっていますからね。まずはそれをスタートアップから発信していきたいです。

ーーそうですね!本日はありがとうございました。

畠山:ありがとうございました。

お知らせ

Bizerのような今までになかったようなサービスを世の中に発信したい!というような、Webサービス・アプリ開発のエンジニアチームを必要としている方はセカイラボまでお気軽にお問い合わせください。


Naoki Kato / Internship
インターン生の加藤尚樹です。年の3分の1を日本で過ごし、世界の大学を転々としている留学生です。好きな食べ物は親子丼です。