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ITで難民支援!出張から帰ってきたばかりのおてんば上司にヨルダンの最新IT事情について聞いてみた

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皆さんは、ヨルダンという国をご存知でしょうか。名前は何となく聞いたことはあるけど、詳しくは知らない・・・という方も多いかと思います。

ですが、意外にも日本との関係は深く、アブドラ国王は計11回来日しており、今年(2016年)4月には、日本政府がシリアの内戦からヨルダンに逃れてきた難民に対する支援等を目的として約19億円分の無償資金提供を決定しています。

旅行好きの方にとっては、映画インディージョンズの舞台にもなった「ペトラ遺跡」や身体が浮いてしまう海「死海」で有名かもしれませんね。

さて、今回はそんな馴染みがなさそうで意外とあるヨルダンに出張をしてきた私の上司(椎葉 育美(しいば いくみ)株式会社モンスター・ラボ マーケティグマネージャ)にヨルダンの最新IT事情についてインタビューをしました。

その前に・・・ヨルダンてどんな国?

シリア、サウジアラビア、紅海、パレスチナ、イスラエル、イラクに隣接

シリア、サウジアラビア、紅海、パレスチナ、イスラエル、イラクに隣接


国旗

国旗

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ヨルダン基本データ
・面積:8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
・人口:759.4万人
・首都:アンマン(Amman)
・言語:アラビア語(英語も通用)
・宗教:イスラム教 93%、キリスト教 7%
・GDP:375.1億米ドル
・経済成長率:2.4%
・失業率:11.1%
・出典:外務省ページ
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ヨルダン・ハシミテ王国(ヨルダン・ハシミテおうこく、アラビア語: المملكة الأردنيّة الهاشميّة‎)、通称ヨルダンは、中東・西アジアに位置する立憲君主制国家。
首都はアンマン。イスラエル、パレスチナ暫定自治区、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接する。イスラエル・パレスチナ暫定自治区とはヨルダン川と死海が境である。
立憲君主制をとり、イスラームの預言者ムハンマドの従弟アリーとムハンマドの娘ファーティマの夫妻にさかのぼるハーシム家出身の国王が世襲統治する王国である。
国民の半数余りは中東戦争によってイスラエルに占有されたパレスチナから難民として流入した人々(パレスチナ難民)とその子孫である。(wikipediaより)

なぜヨルダン?

ヨルダンの街並み

ヨルダンの街並み

ーー今回の出張では、なぜヨルダンへ行かれたのでしょうか?

椎葉)
モンスター・ラボの新しい海外拠点を考えた際に、ヨルダンがひとつの候補地として挙げられているので、その視察・調査が主な目的でした。

ヨルダンには、中東諸国で起きた民主化要求運動以降、内戦が続くシリアから国外に逃れたシリア難民の方々が大勢います。彼らの多くが仕事を見つけられず、自立するきっかけが持てずにいます。そこに、私たちがエンジニアの拠点を開設し、新しい雇用を生み出せればというねらいがありました。

私たちのようなベンチャーの段階から世界に貢献しつつ、同時にビジネスを回していくためにはどのような価値の提供が可能なのかを模索しています。

今回の視察では、大小様々な現地企業へ訪問させて頂きました。

ヨルダンは人脈を重視する社会

ーー現地には何日間ほど滞在されていましたか?

椎葉)
まるまる9日間滞在していました。最初の4日間は一人で、後の5日間は社長の鮄川と同行していました。

やはり、着いたばかりの頃は不安もありましたが、ヨルダンは、ほとんどが車社会で道路整備があまり進んでいないので、道を歩いている人が殆どいず、自分の真横を車が通り過ぎるのでとても怖かったですね。

古代コロッセオの遺跡

古代コロッセオの遺跡

ただ、治安面は結構安定していて、JICAの方や現地に出張していたアメリカ人の友人にもサポートいただけたこともあり、心配はありませんでした。ヨルダンは、日本からの出張者も多く、5大商社のオフィスもあるんですよ。

ーー具体的にどのようなことをされていたのでしょうか?

椎葉)
ヨルダンでは現地政府機関やJICAをはじめ、国際機関、IT開発企業はスタートアップから大手企業まで幅広く訪問させて頂き、現地で働いている方々のお話を聞きに行ったりしていました。労働省や国際機関では難民の方々の詳しい事情についてのヒアリングも行いました。

企業へのアポイントは、int@j(インタージ)というIT団体の方に繋げて頂きました。人脈を非常に重視するヨルダンではとてもありがたかったですね。

ーーなるほど、人脈をかなり重視するんですね。日本企業が新規参入出来る可能性はあるのでしょうか?

椎葉)
あると思います。税制の優遇もあるし、ヨルダンは親日国家なので、想像するほどの参入障壁は無いのではないかと思います。ただし、アラブの商習慣を理解していないと、難しい場面もあるかもしれません。

ヨルダンの最新IT事情

アラビア語のエントランス

アラビア語のエントランス

ーー実際に視察に行かれて、IT事情についてはどのように感じましたか?

椎葉)
まず、開発に関しては、お会いしたIT企業全てがオフショア開発を行っていました。サウジアラビアやクエートなどのお金を持っている湾岸産油国のお客さんが多いようです。

湾岸産油国の事情としては、3割程度しか自国の労働者がおらず、あとの7割は外国人が占めています。その中で、エンジニアはかなり地位が高く有能な人としてヨルダン人が多いと聞いています。一方、ヨルダン国内に視線を戻すと、国内の失業率はかなり高く、不安定な雇用状況です。

また、日本で言うところの東工大のような理系大学にも訪問したのですが、ヨルダンが国をあげてICT教育に力を入れているんだということがよくわかりました。

訪問企業の開発オフィス

訪問企業の開発オフィス

ーーその他、特徴的なエピソードがあればぜひ教えてください。

椎葉)
中東の国ならではなことと言えば、ベドウィンの人たちが街中までラクダに乗って来ていたのを見た時にはとても驚きました。まさにアラビアのロレンスの世界です(笑)。

それと今回、様々な方々、特に国連やヨルダン政府機関の方にお会いした際に感じたことは、日本もしくは日本人がこれまで築いてきた数多くの経済・援助実績による信頼に気づけたことです。

私たちはまだまだ成長していくつもりのベンチャーですが、このリレーを後の世代に渡していきたいと強く思いました。

ーー最後に、このヨルダン出張を通してメッセージがあれば!

椎葉)
日本と景色も習慣も全く異なる国に今回行きましたが、ITの技術はどこでも誰にとってもビジネスを立ち上げることが出来るということがわかり、事業として強い自信となりました。

難民支援の形は様々ですが、私たちはIT技術者に機会を提供する支援という形で積極的に関わっていくつもりです。また、それがきっかけとなり、難民の自立支援の必要性に関する認知が徐々に拡がっていけばと思います。

世界のプラスとビジネスのプラス、どちらもグローバルとユニバーサルな視点を持って今後も成長させていきます。

ーーありがとうございました!

最後に

セカイラボタイムスを運営する株式会社モンスター・ラボは、グローバルに働ける仲間を幅広く募集しています。椎葉と一緒に働いてみたい、弊社事業のことをもっと深く知ってみたいと思った方は、ぜひお気軽にメッセージを送ってみてください!

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花岡 郁 / SEKAI LAB TIMES編集長
2代目SLT編集長。運営元のモンスター・ラボでは広報も担当。ITエンジニアの採用方法や人材不足に関する記事を執筆しています。好きな食べ物は馬肉。趣味は街を徘徊すること。声優ネタ、サブカルネタも好物です。お問い合わせはお気軽にこちらまで→ monstar-info@monstar-lab.com