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海外進出ならまずはここ!海外ビジネス支援プラットフォームDigima〜出島〜に相談が絶えない理由を聞いてみた

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近年、ビジネスを海外で展開しようとしている企業が増えている。帝国データバンクが発表したデータによると東南アジア諸国連合(ASEAN)に進出した日本企業は、2016年6月時点で1万1,328社。進出国別でみれば、タイ・シンガポール・ベトナムへの展開が盛んなようだ。

一方で海外ビジネスを検討するものの誰に相談したらいいのかわからない、どう進めていけばいいのかわからないといった課題を抱えている企業も多い。今回は、海外ビジネス支援事業/クリエイター海外進出サポート事業を展開している株式会社RESORZが運営する海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」の特徴とその活用方法について、メディア編集長の鷲澤圭(わしざわけい)さんと出島事務局コンシェルジュの高島優季(たかしまゆうき)さんにお話を伺った。

グローバルマーケットで成功する日本企業を1万社つくる

海外進出支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」

海外進出支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」

ーー本日は、御社が運営する海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」(以下、Digima)に焦点を当てて色々お伺いしていこうかと思いますが、まずどのような経緯でDigimaは始まったのでしょうか?

高島さん)
Digimaは、「グローバルマーケットで成功する日本企業を1万社つくる」というミッションのもと、2011年に誕生したプラットフォームです。多くのご相談をいただき、2016年には問い合わせマッチング数が1万件を達成しました。設立当初は、海外に進出しようとしている日本企業と現地法人や海外ネットワークを持っている企業とをマッチングさせる機能のみのマッチングサービスでした。

当初、お客さまの中で最も多かった声の一つが、「海外の市場や企業について、調べたいが情報がまとまっているサイトがない」というもので、実際にサービスを始めてみると、様々な課題が見えてきました。そこで、私たちは、ニーズありきで現在のようなプラットフォーム型にDigimaを成長させていきました。

出島事務局コンシェルジュの高島さん

出島事務局コンシェルジュの高島さん

ーー確かに現在のDigimaのWebサイトを拝見すると様々な充実したコンテンツが並べられていますが、どのようなことから広げていかれたのですか?

高島さん)
海外進出をご検討されている様々な企業さまとお会いしていく中で出てきたニーズを形にしてきたというイメージです。

例えば、セミナーやイベントについては、「専門家の話を直接聞きたい」というニーズに対して、2014年頃から海外現地の情報に詳しい専門家や販路・ネットワークを持っている方と直接話せる場を提供することにしました。

また、2015年には、直接相談ブース×セミナーが聞ける、海外ビジネスのための総合展、「海外ビジネスEXPO」というイベントも初開催しました。海外ビジネ支援を行う企業が出展する海外進出コーナーだけではなく、当社が運営する「オフショア開発.com」や「海外BPOサービス紹介センター」より、オフショア企業やBPOサービス企業様などの海外ビジネスアウトソーシング支援企業も集めて主催させて頂き、大変好評でした。現地でしか手に入らないフリーペーパーなども閲覧出来るようにしたので、1日で海外ビジネスについて知れるこれまでに無いイベントということで、面白いと思って頂ける方が多いようでした。

海外ビジネスEXPOの様子

大好評だった海外ビジネスEXPOの様子

フットワークの軽さが持ち味の民間版JETRO

ーー確かに現地オリジナルの生の情報は価値がありそうですね。Digimaがここまで成長した要因や強みは、どんなところでしょうか?

鷲澤さん)
Digimaは、色々な意味で、進化を続けてきたメディアだと思います。2011年当時は、まだ海外進出の市場自体が小さく、弊社の媒体も立ち上げ当初は相手にされないことが多々ありました。ですが、東日本大震災が発生した年ということもあり、「このまま日本だけでビジネスをしていていいのだろうか・・・?」という日系企業の海外展開の傾向が高まりました。現在は、海外進出をご検討される企業が大小関わらず、非常に多くいらっしゃいます。

この5年間の間に、他にも様々なメディアやサービスが生まれてきましたが、私たちのようなベンチャーが何故このような規模まで成長できたかと言えば、「海外に進出したい企業さまを支援したい」という当初の強いミッションを持ち続け、愚直に進み続けてきたからこそ、ここまで多くの方に応援頂けるようになったのかと思います。

Digimaの強みとしては、海外進出に必要な情報提供やノウハウを民間企業の目線やスピード感で考え、サービス化して提供している点です。JETRO(日本貿易振興機構)さんのような公的機関だけではできない部分を補う形でのサービス展開を行っているため、「民間版JETRO」と呼んでいただくこともあります。

Digima編集長の鷲澤さん

メディア編集長の鷲澤さん

ーー利用ユーザーである日系企業はDigimaの数々のサービスを無料で利用できるそうですが、そのあたりのマネタイズ事情に関してはいかがでしょうか?

鷲澤さん)
マッチングを行う無料相談窓口(進出相談コンシェルジュ)や海外ビジネスニュースを発信している「Digima News」など、「こんなことまで無料でしてくれるの?」とよくユーザーの方にもマネタイズモデルを聞かれることが多いですね(笑)それは、代表の兒嶋(こじま)の理念が深く関係しておりまして、とにかく日本企業のプレゼンスをグローバルで高められるように、進出の足かせになることを軽減できるサービスを提供したいというDigima立ち上げの想いがあるからです。

こういった想いを実現するために考えた独自モデルのビジネスが、今のDigimaというプラットフォーム型のサービスとなっています。必要なことは何でもユーザーさまに提供したいですし、ご利用される方がもっと増えてくれれば本望というのが弊社の考えです。もっとも、兒嶋のやりたいことはまだ30パーセントくらいしか達成出来ていないので、これからさらなる展開が必要だと考えています。

海外進出課題の交通整理役

ーーなるほど、今後さらに海外ビジネスに関するあらゆるサービスが揃っていくイメージなのですね。Digimaを利用される方は、どのような悩みや課題を抱えた方が多いのでしょうか?

高島さん)
一番多いのは、そもそも何から始めていいのかわからないというユーザーさまです。自分たちの課題が明確になっていない状態から、私たちが交通整理をするというイメージですね。

例えば、他国に比べると、多くの日本企業の担当者は、せっかく現地を視察しても、何も決めないで帰ってしまうケースが多いようです。単純にやる気のあるなし以前に、そこには次の一歩を踏み出せない理由が何かあるのではないか・・・?と私たちは仮説を立てました。そこで、海外視察アレンジといったオリジナルサービス提供をしています。各企業の課題に応じたアレンジや、注目都市への視察ミッションツアーも実施しています。先日はマレーシアのジョホールバルという都市のイスカンダル計画を含む視察ツアーも行いました。

ベンチャーや中小企業だからこそチャンスがあると語る鷲澤さん

海外視察から次の一歩をサポート

鷲澤さん)
相談企業の規模で言うと、大企業だけではなく、ベンチャーや中小企業からのお問い合わせも多いですね。近年、中小企業こそ、海外にそろそろ出ておかないとまずいと思って動いている企業が増えてきた印象です。日本では大企業のビジネスには敵わないが、海外でなら勝負出来るかもしれないと、本業のビジネスとは全くことなる畑で挑戦されるケースも増えてきています。IT企業なのに海外で飲食店に挑戦してみたり、海外だからこそ叶うビジネスモデルを考えたりと様々です。

民間目線だからこそ出来る客観的なアドバイス

ーーなるほど。御社ならではの強みについて、その他に何かありますか?

高島さん)
もう一つ大きなポイントとしては、客観的なアドバイスが出来るということです。私たちは、海外ビジネスを検討する企業様のニーズと、その支援を行うことができる多くの企業や・団体の仲介的な独自のポジションを持っています。国の機関でもなければ、1つの国に依存したビジネスモデルでもありませんから、民間目線で、海外ビジネスについてバイヤスをかけることなくアドバイスができることが強みになると思っています。

ですから、ユーザーさんにとって一番メリットのあるご提案をすることが可能です。また、その中間的な独自の立ち位置に立つことで、様々な機関やメディアの方から海外進出動向に関する、意見を求められることも増えてきました。毎年そういったニーズに応えるべく、進出相談傾向をまとめた「海外進出白書」もDigimaから発行しています。

もちろん、専門機関などがもつ、現地の詳細なデータの提供などは、私たちでは及びません。どちらが正解ということではなく、それぞれの住み分け、使い分けをうまく行っていただき、結果、日系企業のグローバル展開が進むことが大事だと思っています。

マルチに展開していくDigimaの快進撃

ーー今後の展望などございましたらお聞かせください。

鷲澤さん)
直近では、新たなサービス展開とメディアとしてのコンテンツ強化に力を入れていくつもりです。

これまで通り、EXPOなどのイベントも充実させますが、新たに助成金を活用できる海外研修事業も展開し始めました。「はじめての海外進出」というテーマで、海外ビジネスで成功する秘訣を専門家の講師を招き、「人脈」と「ノウハウ」を一度に得ることが出来るコンテンツをご用意しています。

あとは、メディアの強化のため、ニュース提供の量も増加していきますし、海外進出事例やノウハウをDigimaのWebページや海外ビジネスマガジン「Digima Journal」で多く提供していきます。進出実例を踏まえたインタビュー記事は非常に人気ですね。それらをご覧になって、中小企業でも、ここまでのことが出来るんだと自信を持って頂きたいというねらいもあります。長期的な目標としては、「海外進出をしたい日本企業を支援する」というビジョンをより高い次元で実現していきたいです。

紙のDigima!Digima Journal

紙のDigima!Digima Journal

ーー最後にこの記事を読んでくださっている読者の方にメッセージをお願いします。

高島さん)
海外ビジネスに関してわからないことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!進出相談コンシェルジュサービスでは、「何から始めていいのか、わからない」といったお悩みでも、お話をお聞きしております!

鷲澤さん)
日本企業は、海外ビジネスをやらざるを得ない時代がやって来ています。確かにやり始めは苦しいことが多いかもしれないですが、必ず後々やっておいて良かったと感じられると思いますので、ぜひ弊社サービスをご利用頂けたらと思います。

また、現在、弊社のサービスを盛り立ててくれる仲間を絶賛募集中ですので、これから日本企業を海外の力で元気にしたいという方や、ベンチャー企業で成長したいという方は、採用ページからお問い合わせください!

ーー高島さん、鷲澤さん、本日はどうもありがとうございました!

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海外進出に関するご相談はこちらから→Digimaお問い合わせページ

取材後記

海外での知見・人脈ゼロの状態から初海外進出を検討する際、Digimaのような現地でしか手に入らない情報・人的ネットワークを兼ね備えている企業に気軽に無料で相談出来るのは初めの一歩を踏み出すうえで大きな支えとなるだろう。しかもネット上だけの情報提供・相談だけでなく、リアルイベントなどでの繋がりも持つことが出来る点もユーザーが安心出来るポイントだ。昨今、大企業・中小企業に限らずビジネスをグローバル展開せざるを得ない会社は増えている。そして今後もその流れは継続する状況のなかでこのDigimaを活用しない手はない。


花岡 郁 / SEKAI LAB TIMES編集長
2代目SLT編集長。運営元のモンスター・ラボでは広報も担当。ITエンジニアの採用方法や人材不足に関する記事を執筆しています。好きな食べ物は馬肉。趣味は街を徘徊すること。声優ネタ、サブカルネタも好物です。お問い合わせはお気軽にこちらまで→ monstar-info@monstar-lab.com